【鉛筆の持ち方でこんなに変わる】

【鉛筆の持ち方でこんなに変わる】

色鉛筆で塗る前に知っておきたいこと”~持ち方編~”

このコラムでは、油性色鉛筆と水彩色鉛筆に共通する持ち方のポイントをお伝えします。

鯉のイラストでも、今回のテーマである 色鉛筆の”持ち方”が活かされています。
手元にある紙、そして鉛筆か色鉛筆を手に持ち、試しながらお読みください。

持ち方①
先端の近くを持つ(文字を書く時のように鉛筆を立てて使うイメージ)

線を描きます。 鯉の絵では主に枠線を描く際の描き方です。

力を入れずにサーと線を引いてみましょう。
しばらく描いていくと、芯が丸くなるにつれて線も太くなっていきます。その線の変化にも注目してください。

次に、力を入れて、線を描いてみます。
すると線が濃くなり、紙に圧がかかっているのがわかると思います。
ノートを使用している場合は、次のページに「裏写り」している状態に近いです。
 濃い線と薄い線を見比べ、違いを確認してみてください。

 

持ち方②
先端から遠くを持つ(芯全体で塗るように、鉛筆を寝かせるイメージ)

芯全体で効率よく広範囲を塗る方法です。鯉の絵では、胴体の下の影部分です。 


鉛筆の先端から離れた後ろの方を ゆるく持ちます。
芯の先端ではなく、円錐形の長い所を紙に着けるイメージで、鉛筆を寝かせるように持ってみてください。

初めてこの持ち方を試すと、“軽さ”に驚くかもしれませんが、肩の力を抜いて普段と異なる書き心地を先ずは体感してみてください。芯が小さなホウキのように紙の上を掃くような感覚で、鉛筆を軽く左右に動かしていきます。

 

持ち方③
先端に近いところを持つ(芯全体で塗るように、鉛筆を寝かせるイメージ)

広範囲に、濃く塗るための持ち方です。

鯉の絵では、赤色など大きな柄の部分です。②と同じく鉛筆を寝かせるようにしたら、今度は芯に近い方を、上から覆うように持ちます。

そして、人差し指を芯に近い上の方に添え、上から指でグッと押さえるようにしながら塗っていきます。

この人差し指で抑える力加減で、好みの濃さに調整できます。芯が減ってきたら鉛筆を回転して、新しい面で塗ると無駄なく使えます。

 

鉛筆の持ち方の補足
「消しゴム(イレイサー、練り消しなど)」について

鉛筆・色鉛筆の特徴の一つに、消せることがあります。
描いた後でも不要な部分を消せるので、安心して描くことができます。

ただ、力を入れて強く描いた線は、その部分の紙が凹むので 消しゴムで消しても跡が残ってしまいます。紙も、薄いとヨレますし、厚い紙でも表面が荒れてしまうこともあります。紙の厚さや表面に関しては、次のコラムで詳しく説明します。

 

まとめ

「軽く」「強く」描くのも、「細く」「広く」描くのも、ご自身の手がコントロールしています。そのことを頭の片隅に置いてください。
塗り方の正解は1つではありません。サンプルにある油性色鉛筆と水彩色鉛筆の鯉の塗り絵は、この基本の①②③の塗り方を使用して描いています。先ずは基本の持ち方から生まれる塗りの違いをお楽しみください。


このコラムで使用したアイテム
紙:マルマンスケッチブック 126.5g/㎡ 
色鉛筆:ポリクロモス #117

 

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